東北のある設計会社様から、IO-DATA HDL-GTR 2.0 のご依頼。
最初は「HDDを取り出したら、並び順がわからなくなり、起動できなくなった・・・並び順を解明しデータを取り出してください。」というお話でした。
筐体が弊社に届き確認しはじめましたが、「何やらおかしいなあ、、、」と技術スタッフが。どうやら、RAIDの順番がおかしくなっただけではないようです。
何回かお電話でお話しし、よくよくお話を聞いてみると、実は、煙があがったり、落下させた、ということをはじめてお聞かせいただきました。
お話をまとめるとこうです。「業務にて通常使用中、突然、煙が上がり、慌ててHDDを取り出し、加えて慌てていたためHDDを落下させてしまった。」というお話でした。さらに、「慌てて取り出したためRAIDの並びもわからなくなってしまった」という大変な状況がわかりました。先方の担当者は「煙があがったり、落下させたことを正直にいうと、見積金額が上がると思った」とのこと。。。
パソコンのお医者さんの立場から言わせていただくと、本当の症状をお伝えいただかないと、直るものも直らなくなってしまいます。だから、本当のことをお伝えくださいね。
弊社は、お電話や初期面談の際のお見積金額を提示したら、原則、増額しない!というポリシーでやっております。(もし、悪意があれば、筐体をお預かりしてしまったあといろいろと理由を付けて、料金をアップできてしまいますので、そのようなポリシーでやっております。)症状とHDD本数と容量をお聞きして、電話で技術者が正確なお見積をしています。
弊社は、復旧難度により後で復旧料金が増加することがありません。また、料金体系が難易度により変化しません。ここは珍しいと思います。作業に時間がかかったからと言って、難易度加算はしないので。(ただし、最近はHDD容量の増大化から、HDD本数と容量での料金の違いはあります。この場合も、事前にお見積する金額より、増額することはありませんよ。)
前置きが長くなりましたが、このたびの復旧作業の概要は、こうです。
RAIDシステムは非常に複雑かつ独特の構造をしておりますので、障害が発生した際には、正直に症状を教えてくださいませ。症状を正しく申告していただかないと復旧が遅くなったり、復旧不能となる場合もございます。