DATA HOPEでお取り扱いさせていただいた各メディアのデータ復旧事例をご紹介いたします。ご依頼時の参考やお客様の症状の自己診断にご活用ください。
区分 | ・RAID・サーバー専用機 |
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障害メディア | システムワークス POWER MASTER SERVER S9525 HDD(Hard disk drive) WesternDigital 3.5インチ SATA WD4000FYYZ |
RAID構成 | RAID 5 |
容量 | HDD(4TB)x4 |
OS | Windows Storage Server 2012 Standard |
症状 | 10年くらい前に導入したファイル共有サーバーとして使用しているサーバー。ユーザからファイルが見えないという問い合わせでサーバーの状態を確認したところ、HDDの異常を示すLEDが全点灯になっている事を確認した。(HDD 4台装着でそのすべてのLEDが赤点灯)この時点では一部のディレクトリは参照可能だった。その後、物理ボタンでのシャットダウンを実施し、以降再立ち上げなどはしていない。 診断結果:重度論理障害(RAID崩壊) 緊急度:可能な限り早く(緊急) 復旧希望:Office関連(doc,xls...) 写真・画像(jpg,gif...) CADファイル |
作業内容 | 初期診断で以下の通りの診断となりました。
----- HDD#0 重度物理障害(バッドセクター多発) HDD#1 物理障害及び論理障害(バッドセクター発生→RAID崩壊) HDD#2 論理障害(RAID崩壊) HDD#3 論理障害(RAID崩壊) ----- 最初にHDD#0がストップしたと考えます。 次に残3本のエマージェンシーモードで少しの間稼働したものと思われます。 しかしながら、HDD#1も調子が悪かったことから、RAID崩壊に陥りました。 最終的にシステムのストップをもたらす重篤なRAID崩壊に陥ったものと考えます。 データ復旧専用機器を使用し、全領域をスピードや設定値を変え、丹念に読み取り作業をすすめました。データ復旧専用ツールを使用しデータを生成しました。 処置内容:読取-修復-再構築 復旧率:80-100% 作業日数:23日 料金目安:34万円~57万円 |
復旧技術者より | 先にとまった#0よりも#1の方が重い障害がありましたので復旧は困難を極めました。差分バックアップがあればよかったかもしれませんが、容量が大きいため、バックアップするのも大変ですよね。RAIDだから大丈夫と思いがちですが、二の手三の手のフォローは必要です。今回の障害を機に今後のデータ管理方法をについてよくご検討いただくとよいかもしれません。 |
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